Rambling Records

フランソワ・ド・ルーべ電子音楽の世界

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名作選35 第二弾

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roubaix

2015年12月16日発売 / RBCP-2945 / ¥2,000 (tax out) 解説:濱田高志

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“『冒険者たち』『サムライ』などで有名なフランソワ・ド・ルーベによる、シンセサイザーを駆使した電子音楽を集めたコンピレーションがDSDリマスタリングで登場。ド・ルーベを魅了した「海洋」が目の前に広がるパラレル・ワールドが体感できる一枚。

 

<トラックリスト>

1. 海は大きい(ヴァージョン1)
2. トロール幽霊船
3. ヴィルジニー
4. 石油流出
5. 音楽の途中下車
6. 橋の上の懸念
7. 海は大きい(ヴァージョン2)
8. R. A. S.
9. 南極
10. 盗賊カモメ
11. 浮氷のペンギン
12. 氷の潜水
13. 低空飛行
14. クジラ
15. 南極での別れ
16. 狂った庭師
17. 償還
18. ザイール TV音楽
19. バレエ・マシーン

 

Universal France

葛巻善朗(マスタリング・エンジニア)コメント

元CDの特徴

1972~74年制作の四作品(映画やTVシリーズなど)とボーナス・トラックからなる編集盤。プログラミングによるゲーム音楽のように聴こえてしまう曲もあるが、おそらく自らスタジオに籠もり満足するまで作り上げていったのだろう。制作年代を考えると前衛音楽とも言える。一部ギターや打楽器などの生楽器が加わっている。

2004年に行われたマスタリング、他の作品とも同様だが高域がキツく線が細く、奥行き感がまったくない。機械音楽でこのサウンドだと、ちょっと聴き続けるのはしんどい。

一部、音割れや音飛びがある。

 

今回の DSD マスタリングの聴き所

オーケストラやアコースティック楽器がメインの他の作品と質感がまったく違うが、マスタリングは同じ手法で行っている。

元CDからは生命力がまったく感じられないので、Thermionic Culture VultureのGainを上げめに設定、真空管のシミュレートによる生命力や音の厚みを加えている。

Maag EQ4をルグラン作品集同様2系統使い、一つはMS EQにしてS側の超高域(40kHZ)をブースト、奥まった左右から空気感を(打ち込みだが)感じられるように。

Dangerous CompressorによるMSコンプは通常よりもS側のかかりを強くし、元CDの味気ない音場を豊かに拡げている。

M01/1:16前後の音割れをiZotope RX5 DeClickにて解消。

電子音楽ではあるが、カラフルなド・ルーベ独特の世界観は充分に感じられると思う。

 

 

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