Rambling Records

バルスーズ/カルモス

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名作選35 第一弾

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バルスーズ

2015年11月18日発売 / RBCP-2940 / ¥2,000 (tax out) 解説:前島秀国

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鬼才ベルトラン・ブリエによる青春ドラマ『バルスーズ』のサントラ盤がDSDリマスタリングで登場。ヴァイオリン・ジャズの巨匠ステファン・グラッペリの音楽が蘇る!カップリングでドルリューの『カルモス』を収録。

 

<トラックリスト>

1. バルスーズのテーマ
2. ジャンヌのテーマ
3. ロール
4. ジャンヌのテーマ(ヴァージョン2)
5. 追跡
6. ロール(ヴァージョン2)
7. バルスーズのバラード
8. マキの歓び
9. 退散
10. カルモス
11. 女たちの攻撃
12. マキへの旅立ち
13. 退散(ヴァージョン2)
14. カルモス・トランキロ
15. マキの歓び(ヴァージョン2)
16. 女たちの攻撃(ヴァージョン2)
17. カルモス(ヴァージョン2)

Universal France

 

 

葛巻善朗(マスタリング・エンジニア)コメント

元CDの特徴

今回の作品群の中では比較的新しい年代(とはいえ1970年代前半)の録音とあって良好なバランス。2008年のリマスタリングにより、やや音圧が高く、高域が強い、いわゆるデジタル・サウンドになってしまっている。

なぜか違う作曲家(アーティスト)による2 in 1アルバム。映画監督(ベルトラン・ブリエ)が同じなのでカップリングしたのだろう。当然音質が同じではなく、取り込み時に『カルモス』は高域と音圧をやや抑えた。

1970年代前半から中盤にかけての録音。 デジタル録音が始まる少し前、アナログ録音の最も充実した頃か。録音・ミックス、そしてもちろん作編曲や演奏全てにおいて申し分ない。強いて言えば、奥行き感がない。

『カルモス』ではベース版ジョージ・ベンソン、ウッド・ベースを演奏しながら(しかもアルコ(弓弾き!))ハミングするという特殊な奏法が聴ける(個人的にはあまり好きではない…)。

 

今回の DSD マスタリングの聴き所

他の作品同様、Thermionic Culture Vultureで本来のアナログの質感を取り戻し、Millennia NSEQ-2とMaag EQ4のAir Bandで高域を調整しているが、他の作品より全てにおいて緩くかけている。

元CDのサウンドも全然悪くはないが、マスタリング時に音圧と高域をやや不自然に加えていると感じられるので、その分を戻して自然なサウンド&ダイナミクスに。グラッペリさんのヴァイオリンやM14での女性ヴォーカル、そしてエレキ・ギターの高音が気持ち良く聴ける。

元CDにあった高域のキツさを取り除いた結果、録音当初はそうだったであろう、甘い甘いサウンドに!

全体的にきれいなサウンドになった結果、元CDはほんの少し歪んでいたことがわかる。

DSDマスタリング&MSマスタリングによってジャズ・バンドの演奏がよりリアルに、目をつぶると演奏している様子が見えてきそう。“見せる”ではなく、“見えてきそう”というくらいにとどめるのがポイント!

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