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突然炎のごとく/恋のエチュード

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名作選35 第一弾

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2015年11月18日発売 / RBCP-2922 / ¥2,000 (tax out) 解説:小柳 帝

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フランソワ・トリュフォーの残酷なまでに美しい「三角関係」を描いた『突然炎のごとく』と『恋のエチュード』のサントラ盤が、DSDリマスタリングで登場!ジャンヌ・モローが歌う「つむじ風」も収録。

 

<トラックリスト>

1. 突然炎のごとく(タイトル・クレジット)
2. バカンス
3. つむじ風
4. ラ・ベカス亭での再会
5. 霧(ヴァージョン1)
6. ジュールとテレーズ
7. 月明かりの懺悔
8. 約束の地
9. 暴力沙汰
10. 霧(ヴァージョン2)
11. ジムとカトリーヌ
12. 墓地
13. ミュージアムのアンヌとクロード
14. 別れ/愛の告白
15. ミュリエルの情熱
16. プロローグ
17. アンヌとクロード
18. ミュエル/絶望
19. 再会/修道女への口づけ
20. ミュリエルとクロード
21. 小さな島
22. ペルシアへの旅
23. 断絶
24. エピローグ

 

Universal France

葛巻善朗(マスタリング・エンジニア)コメント

元CDの特徴

フランソワ・トリュフォー監督の二作品をカップリングした 2 in 1。

『突然炎のごとく』…1961年の作品だけにモノラル録音、状態も良くない。2008年に行われたマスタリングでなったのか元からなのか不明だが音圧も高く、高域がややきつく、音割れ・歪みもいくつかある。

『恋のエチュード』…1971年の録音。 ジョルジュ・ドルリューの傑作の一つで、甘味な魅惑的旋律が豊富。 この時代の録音だから仕方ないが定位はLCRミックス、この場合左右をもう少し奥にひっこめてくれれば良いのだが、前面に出ているとずっと聴いていると耳が疲れてしまう。何箇所か音割れがあるのはマスタリングではなく、アナログ・マスター起因と思われる。

ピアノとストリングス、そしてフルートの旋律が素晴らしい。

 

今回の DSD マスタリングの聴き所

『突然炎のごとく』…モノラル音場の場合、MSマスタリングが意味をなさなくなる他、デジタル・データをフルに使えない(左右には音がないので)ため、DSDマスタリングでできることにも限りがあるが、元CDをよく聴き、元CDのマスタリング時に加えられただろう音作りに関してのみその効果を薄め、録音時の状態に少しでも近付けている。具体的には音圧はやや下げ、Millennia NSEQ-2 EQとThermionic Culture Vultureにて高域を柔らかくし、バス・コンプでふんわりと厚みを加えた。その後、Maag EQ4のAir Band 40kHzを少しブーストし、こもって聴こえないよう空気感を加えている。

『恋のエチュード』… 全体的に甘味な美メロが支配しているので、音圧をあまり感じないよう Slate Digital FG-Xを慎重に設定。音色も派手に感じないようThermionic Culture VultureのDrive を標準設定よりやや下げ、アナログ感を出しつつも柔らかくしている。

S側のMSコンプをかなり深くかけヴォリュームも抑え、奥まった広がりを作っている。

Maag EQ4は2.5kHzをほんの少し下げ、Air Band 40kHzをかなりブーストする標準設定。特にフルートやその他の木管楽器のソロには効果的で、美しくセンターに定位している。

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