Rambling Records

勝手にしやがれ

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名作選35 第一弾

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2015年11月18日発売 / RBCP-2920 / ¥2,000 (tax out) 解説:小柳 帝

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ジャン=リュック・ゴダール監督作品。ヌーヴェル・ヴァーグの金字塔『勝手にしやがれ』のサントラ盤が、DSDリマスタリングで登場!『艶ほくろ』『黄金の男』なども収録したマルシャル・ソラルのシネジャズが楽しめる一枚。

 

<トラックリスト>

1. 死
2. デュオ
3. ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン
4. 追跡
5. 愛、死
6. ディキシーランド
7. 愛のテーマ
8. 死(ヴァージョン2)
9. 追跡(ヴァージョン2)
10. 初遠征
11. ヴェルヌイヤード
12. 行進
13. 審判
14. タイトル・クレジット
15. スパイ行為
16. タイトル・クレジット
17. オルガ
18. コンバーチブル車でのレース
19. ダビッドとオルガ
20. 黄金の男
21. 勝手にしやがれ

Universal France

 

 

 

葛巻善朗(マスタリング・エンジニア)コメント

元CDの特徴

五作品を一枚にまとめた 5 in 1、一番古いものは1959年の録音。一部ステレオだが、ほとんどの曲がモノラル。
古い音源だが録音状態は良く、音割れや歪みなどもない。
2002年に行われたマスタリングも比較的良心的。ステレオ曲が極端なLCRミックス(左・中央・右の三点定位)になっているのは、この自体の特徴なので仕方ないか。
若干線が細く、厚みにも欠ける。
ボーナス・トラックのみ新しい録音によるピアノ・ソロでのフリー演奏。

 

今回の DSD マスタリングの聴き所

Thermionic Culture VultureのDriveをやや上げ、穏やかながらも厚みを加えている。

他の作品でもそうだが(このサントラ・シリーズに限らず)、画一的にマスタリングしてしまうと本来音量が大きくはなかった曲までもが大きくなってしまう場合が多い。本来あったアルバムの流れとも変わってしまうので、元々は音量が大きくはなかったであろう曲は音圧の上げ幅を抑えている(Slate Digital FG-Xプラグインにて曲ごとに0.1db単位で調整)。

モノラル音場ではMSコンプもさすがに意味をなさなくなるが、バス・コンプやその他プラグインでの音作りによって、元CDより遙かに厚みが増え、センターのみだが奥行き感も充分感じられるようになった。

ステレオ曲では左右に思いっきり振られてしまっている上に前面に定位してしまっているので、MSコンプでS側をかなり深くかけ、奥まった広がりを作っている。

ボーナス・トラックのピアノ・ソロは本編よりもずっと後の録音(もちろんステレオで状態も良い)なので、MSコンプ等できれいに広げつつも、本編よりも目立たないよう慎重に音作り。

元CDにあった線の細さとEQで音を作った感は完全に解消。 アナログ感溢れる中低域と、伸びながらも耳に痛くない高域による、新しくも懐かしいサウンドになっている。

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