Rambling Records

ラ・カリファ

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ドラマ

1970年代

Selection50_ラカリファ4Pbooklet

2014年11月19日発売 / RBCP-2840 / ¥1,800 (tax out) 解説:村尾泰郎

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エンニオ・モリコーネの数ある作品の中でも特に傑作と呼び声の高い『ラ・カリファ』のサントラ盤がダイナミズム溢れるDSDリマスタリングで登場!
テーマ曲が「スウィート・ボックス」の大ヒットナンバー「ロンリー」の原曲としても知られる、モリコーネの名盤中の名盤作!!

1. アスファルト上の血のり
2. 精神安定
3. 工場に別れ
4. 河の女たち
5. 機械の内部
6. 夜のヘッドライト
7. フィナーレ
8. ラ・カリファ
9. 凍結の軽蔑
10. 淑女と紳士
11. 精神安定 (#2)
12. 淑女と戦役
13. 契約違反
14. 恋の始まりと終わりに
15. 労働者へのレクイエム
16. 河の女たち (#2)
17. 晩餐
18. 夜想曲
19. 雨に濡れて
20. 工場に別れ (#2)
21. 味方の記録
22. オルガン組曲
23. 河の女たち (#3)
24. 機械の内部 (#2)
25. 夜想曲 (#2)
26. アスファルト上の血のり (#2)
27. 雨に濡れて (#2)
28. 河の女たち (#4)
29. 恋の始まりと終わりに (#2)

<GDM 2014/11/19>

 

葛巻善郎(マスタリング・エンジニア)コメント

リマスタリング前音源の特徴
・1970年の作品。映画自体日本では公開されてない、いわば幻のサントラ。
・近年リイシューされてモリコーネ・ファンの知るところとなっているが、残念ながらトロヴァヨーリの2作品同様マスタリングが良くない。
・小編成の室内楽オーケストラとチェンバロとスキャットがメイン、この編成(人数)ならこんな押し出し感になるはずがない。
・EQにより低域/高域に不自然な倍音感が。倍音は実音の中にほんのりと感じられるもののはず。元音源のマスタリング時にコンプ/EQを過剰にかけ過ぎ。元の音は絶対にこんなサウンドではないはず。
・この年代の録音だとトラック数が少ないので、やや極端な定位。弦楽器が左か右かにしかいない。

今回のマスタリングの聴き所
・他の年代物サントラと同様、RMS -11.0db前後まで音圧を落ち着かせた。
・Thermionic Culture Vultureを使用、元音源のやり過ぎたマスタリングによる過剰な音圧感や高域のキツさをマイルドに。
・真空管EQプラグインで高域をさらに柔らかく。モリコーネ最大の格調高き極甘&美メロというなら、これくらい柔らかくないと。
・さらに、今まで使ってない機能として、MSコンプのSibilance Boostをオン、歯擦音等高域へのコンプの反応がさらに多くなり、自然なダイナミクスと柔らかい高域に。
・何度も柔らかい高域にと言っているが、結果的に高音がこもっているわけでは全くない。
・最終段にかけるバス・コンプのアタック・タイムを通常より速く、リリース・タイムを通常より遅くしている。これによりこのコンプが緩い状態でかかりっぱなしとなり、自然なダイナミクスになる。
・弦楽器が左と右、その他の楽器がセンターという極端な定位だが、MSコンプとDSDマスタリングによりLCRの中間にも空気感を加え、それなりの広い空間に。
・リマスタリング前は左右の押し出し感が若干強いので、S側のコンプのアタック・タイムを速くし、押し出し感を弱めて奥へと配置。
・リイシューされたCDを愛聴しているリスナーからは賛否両論のマスタリングになるかもしれないが、今回の方が当時のサウンドにかなり近いはず。高域のエッジ感や強い押し出し感などを気にせず、モリコーネの音楽に目一杯浸れるのは今回のマスタリングだと自信を持って言える。
・まったくの余談だが、個人的趣味でイタリアン・プログレのCDを数多く所有、ストレンジ・デイズ・レコードのイタリアン・ロック・コレクションは全作品リマスタリングしている(Area 等)。現代音楽に通じるアバンギャルドなアーティストもいるが、多くのアーティストのサウンドは限りなくロマンチックで美しい。この素晴らしい財産を、音楽業界で働く職人たちはきちんと正確に伝えるべきだと思う。
・古い作品なのでハイレゾ大推薦とは言いがたいが、内容の素晴らしさ故、多くのリスナーに聴いてもらいたい。

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